2025/11/07
「はーいがらー。あれ珍しいですね」
「きたきた」
「おいっすです」
「おいっすですナコさん。フミタさんの口の悪さうつってないですか」
「このくらいフランクであれと幽々子様に言われましたので」
かといってフミタさんみたいな挨拶を急にされると少し焦りました。
Y子さんとナコさん、おやつ後の休憩タイムに居間に来ました。
「妖夢ちゃん、昨日のサンドウィッチどうだった?」
「美味しかったです! 口の中が血だらけになりましたがささいなことです」
「ね?」
「本当ですね……」
昨日の朝のサンドウィッチはナコさんが作ったようです。
かたいパンのサンドウィッチ、あれはいつものふわふわより食べ応えあって良いものです。
ふわふわも好きですが。
同じくらい好きですが。
「妖夢ちゃんは結局好きって言うから参考にならないわよナコさん」
「心外ですね」
「それは存じていますが」
「それは存じないでくださいナコさん」
「こちらの食卓に出すものはやっぱり反応が気になります」
「まあそういうものかー」
「Y子さんは気にならないんです?」
「まあ私が作るの大体美味しいし」
「強い」
「強い」
Y子さんは強いです。
幽々子様から文句を一つもださない給仕係、それはそうですが。
「まあたまに不安なのはフミタさんとか妖夢ちゃんに食べてもらってるわよ。ね?」
「なんかそんな時も合った気がします」*1
「あ、やっぱりそうですか」
「フミタさん私に遠慮しないから参考になるのよ」
「Y子さんくらいになると言いづらいですから」
「ナコさんも遠慮なく言ってね」
「じゃあ今日のおまんじゅうですが」
「やめて理解している聞きたくない」
本日の秘密のおやつ
・Y子さんまんじゅう(蒸し過ぎ)
「私でもいつもと違うのはわかります」
「わかってるしーちょっと目を離したからだしー」
「だから妖夢さん呼んだんですね」
「そそそ。残飯処理」
ひどいです。
食べますけど。
食べましたけど。
蒸し過ぎても美味しいものは美味しいです。
ごちそうさまでした。
*1 2024/04/11

