2025/11/12
本日のおやつ
・みたらし団子
「そろそろ冬眠です?」
「そうそう。また遊びに来てね」
「もちろんです」
「それじゃあちょっと家でせっちゃん待ってそうだから帰るわね」
「はいーまたー」
「またねー」
今泉さんと甘味処でわかれました。
そのまま帰ろうと思いましたが、今日のおつかいのお釣りであと二本ほどみたらし団子が帰るので買って帰りました。
お土産です。
可愛い後輩のための。
「……もどりました。はいY子さん、だいこんごぼうです」
「ありがとー。それ何買ってきたの?」
「ぎくう!」
「こんなにわかりやすい子がまだ居たのね……」
なんかY子さんに哀れに思われました。
「あらツシノゾちゃんに。それは立派な先輩だこと」
「あの二人はいまお仕事中ですよね。サボりの極意を教えてきます」
「カセさんに見つからないようにねー」
「はーい」
カセさんは私やツシノゾのお二人に怒りはしないですが、つねられるかもしれないので注意です。
「こそり。ノゾっちさんお疲れ様です声は小さめに」
「え、おつかれっすどうしたんすか」
「はい。隠れて食べてください」
「わあマジっすかいただきます!」
「ツシマさんはどこにいます?」
「多分大広間に。あーでもフミタさんと一緒かもです」
「なるほど……まあフミタさんなら大丈夫でしょう。では」
「あ、いただきます妖夢さんありがとうございます!」
「いえいえ先輩として当然です」
格好良く去れた気がします。
「お疲れ様ですツシマさん。これあげます。フミタさんに上げちゃダメですよ」
「え、あ、ありがとうございます!」
「うおいなんだなんだうちにはなんにもないんかうおいうおい」
「静かにしてください斬りますよ」
「厳しすぎる」
「すみません本当に二本しか買ってきてないのでフミタさんのは無いです」
「二本ならもう一本あるはずやろ」
「ノゾっちさんに上げてきました。あ、ツシマさん遠慮なく食べてください」
「はいぱくー」
「ツシマっちも存外妖夢ちゃんに似てきたなおい」
フミタさんに遠慮はいらないということは白玉楼周知の事実ですので。
まあ、流石に可哀想なので今度はなにか買ってあげようと思います。
安いやつを。
フミタさんの方がお金持ってるでしょうし。
いやあ今日はいい先輩になりました。
気持ちよく眠れそうです。

