2025/12/17
「ふん」
「ふふん」
「ええ……なんかこわいんですけど……」
里に行ったら咲夜と早苗が仁王立ちしていました。
普通に怖いです。
「暇そうね」
「暇でしょ妖夢さんは」
「それもそうね」
「んじゃ行きましょうか」
「賭けは鈴仙の負けってことで」
「あの、二人で進めないでください。わからないです」
「影狼んとこ行くわよ」
「なるほど?」
そういえば今年の女子忘年会はみんな多忙なので軽くやるという話でした。*1
「だから行くわよ」
「行きますよ」
「わかりましたが……お酒とかは飲まないんです?」
「私は今日は無し。お嬢様がぐちぐち言いそうだし」
「じゃあ私もいいです」
「なるほど。鈴仙はどうするんです? 抜きで行ったらあいつはすぐ不機嫌になりますよ」*2
「パンが無いならまた行けばいいじゃない」
「女子忘年会を一度しかやっちゃいけないという決まりは無いですよ?」
「あ、はい。この二人一緒になるとなんかやりづらいなあ」
思わず本音の独り言が出てしまいました。
ともかく女子忘年会、という名の冬眠中の今泉さんの家にちょっと行く会です。
なんなら咲夜は本当に一瞬で帰ってました。
「あらーあらあら来たのー」
「来ましたわ」
「なんか今実家のおばあちゃんち思い出しました」
「おばあちゃん?!」
「あー嘘です影狼さんほら唐揚げ」
「わあ唐揚げ!」
一瞬で機嫌が戻っていました。
さすがは今泉さんです。
本日のメニュー
・王様唐揚げ
・コロッケ
・みたらし団子
・三色団子
・いろんな缶詰
・コーラ
「あらみんな飲まないの?」
「今日は軽くなんですって。でもコーラ買ってきましたよ」
「最高じゃない。秘蔵の缶詰を出すわ」
お酒をやらずに料理を食べ食べお話する会でした。
今度はちょっとゲームやりたいです。
咲夜が早々に帰っちゃって、三人ではあんまりやれるものがなかったので。
今度は無理やり鈴仙見つけて行きましょう。
*1 2025/11/25
*2 2023/11/12

