2026/01/14
本日のはずれ会
・あつかん
・枝豆
・フミタさん怒りの麻婆豆腐
「おかしいやろがい!」
「うるさい」
「夜ですよ静かにしてください」
「冷静になだめてんじゃねえよ! うちの怒りはこの麻婆豆腐よりも真っ赤じゃあ!!」
「乾杯」まで静かだったのに一瞬でフミタさんがうるさくなりました。
「ふう……冷静に振り返るぞ」
「急に静かになった」
「今年のテーマは緩急ですかね」
「ツシノゾの二人がこないだ外に遊びに行ったな? うちの提案で」*1
「ああ、私と一緒に中有の道に」*2
「それだ」
「確かにありましたね」
「妖夢ちゃんはまだいい。二人の世話して酒飲まずにしっかり護衛したって聞いたぞ」
「一杯だけ飲んじゃいましたが」
「ええんだよそんなの。楽しかったって言ってたぞ、んでその御礼にホットケーキ作ってもらったんだろ?」*3
「とても美味しかったです。ね、カセさん」
「うむ」
「なんでカセさんが礼されとんじゃあ!!」
そういえば、なんかそうです。
カセさんちゃっかり昨日ツシノゾのホットケーキむしゃむしゃしていました。
「なんでうちじゃないんや! うちがはかったんやぞ! 便宜を!」
「斬新な倒置法ですねフミタさん」
「うるせえ!」
「私が二人の休みを合わせたし、なんか色々」
「うちが話さなきゃそもそも行われなかったんだが?」
「それは確かにそうだ」
「そんであんたが礼されとんじゃおらぁ!」
「フミタさんとうとうカセさんのことあんたって言いましたね」
「これは普通に怒ってるな」
いつものお笑いかと思ったらしっかり怒っていました。
「どうするんですかカセさん、フミタさんが正論を言って怒っています。手を付けられません」
「平気。フミタ、非常に言いにくいんだが……」
「なんじゃ弁明ならあの世でするんだあ!」
あの世はここですがめんどうになるので口は出しませんでした。
「確かに正論だけど、それを私に言われても困る。ツシノゾの二人に言わないと」
「それが言えないからあんたに言っとるんやろがい!!!」
泣きながら怒っていました。
「あんだ? お? それならあんたらは後輩に『私へのお礼はないのかな? ちらっちらっ』ってしろっていうんか?」
「フミタさんって怒鳴ってるときよりこうやって静かに怒ってる方が怖いですよね」
「まあ普段から叫んだりしてるから」
「なんなんだお前らさっきから冷笑系か? 流行りにのってるんか? うちは真剣に切れてるんだが?」
「なんですかフミタさん冷笑系って」
「知らねえよぶちぎれんぞ!」
「もうぶちぎれてるだろ。はい」
カセさんは懐から包を取り出してフミタさんの前に差し出します。
「あー? 物でご機嫌取りってかい?」
「これ二人から」
「は?」
「昨日フミタは外出してたし、今日はツシノゾが二人共仕事だからおやつ作れないし、そもそもフミタには甘いものよりこっちのほうが良いかなって今日の仕事終わりに買ったって」
「え、いいなあ。私も知らなかったです」
「……ま?」
「ま。面と向かうと恥ずかしいからって渡された」
「…………泣いて良い? 二つの意味で」
「許可する」
なんか泣きながら包を破るフミタさんは面白かったです。
嬉しいのか怒ってるのかわからず泣いてました。
「これ、なんだ、酒飲む用か。うちのか。あいつらからうちにか」
「うむ。はずれ会で使ってってことだろ」
「……おう、おうおうおうおう」
おうおう泣いてました。
お二人からもらったちっちゃい深緑のぐい呑を抱きかかえながら本気で泣いてました。
ちょっと引きましたが羨ましいです。
私もお二人からほしいです……が、昨日ホットケーキで幸せになったのでこれ以上はぜいたくでしょう。
日記にも書いたし、二人の気持ちは一緒のはずです。
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