2026/02/24
本日のメニュー
・餃子鍋
「なんでも」
お鍋の餃子をつついていたらY子さんは目をつぶりながら口を開きました。
これは白々しいやつです。
「紫様がほどなく冬眠から明けると藍ちゃんから聞いてね」
「詳しくY子さん」
「Y子さん詳しく」
「やあねえ主人いじめがはじまったわ」
紫様の冬眠明けということは幽々子様が紫様とおでかけします。
主人が居ない白玉楼。
それは従者宴会はじまりの合図です。
「フミタが良い酒を仕入れると言っていたような」
「最高じゃないですかカセさん」
「ナコさんがこの間の雪見鍋パーティーで振る舞ったフライドポテトを改良したいと言ってた気がするわね」*1
「最高じゃないですかY子さん」
「……」
「幽々子様どうしましたか。私は噂話を聞いているだけです」
「……」
「いだいいだい!」
なぜかつねられました。
でもその程度で済んで良かったです。
なんかちょうちょとか飛んできたら危険です。
「二人も楽しそうで主人が居ないと聞いて」
「いえいえ幽々子様」
「いえいえいえ幽々子様」
「流れるように……」
Y子さんはどこからか持ってきたデザートのゼリーを、カセさんは肩をもみはじめました。
こういう軽さも優秀な従者のそれだと思います。
「カセさん食事後に頼むわ」
「おっと失礼しました」
「Y子さんも。それ食事後に」
「キンキンに冷やしておきます」
「妖夢」
「私はじゃあ食後に踊りでも」
「うむ」
食後は幽々子様に接待をいっぱいして機嫌を取り戻しました。
なのでこれでもう大丈夫です。
幽々子様が居ない間、従者宴会を楽しみましょう。
楽しみです。
*1 2026/02/17

