2026/07/15
「おー相変わらずすごいお花……あ、白玉楼からのやつもしっかりありますね」
「はいこっち早く来て」
「あい」
幽香さんの個展が開かれる日です。
お花の写真販売、お花そのものはタダ配って、今回はブーケも用意したとのことです。
お家の玄関とかに飾っとくと元気が出るようです。
「まだまだ搬入するからキレイに並べる……のは私がやるから取り出しやすいように並べて」
「わかりました!」
私ではキレイに並べられないと判断されたようです。
でも正解です。
私にはお花の個性を活かす展示は出来ません。
「おつかれー。よいしょー」
「あ、お疲れ様です。搬入って今泉さんだったんですね」
「太陽の畑もう二往復ー」
「え、めちゃくちゃ大変じゃないですか」
「その分報酬が……おっと。んじゃ行ってくるわねー」
なんだかんだ良い関係何だと思います。
しばらく小屋の中を整理していると幽香さんが思い出したかのようにあわててやってきました。
「これ。花の写真買ってくれた人に配って」
「あ、クッキーですね。手作りですか?」
「そ。まああまりそうだったらそこらの人に配っていいから」
「味見しては」
「だめ」
「あい」
そんなこんなでしっかり仕事しました。
私は前回と変わらずお金のお仕事。※1
そしてクッキーを渡す使命があります。
「はいこちらの方お願い」
「あ、鈴仙だ」
「うーす。なんか去年さんざ言われたからわざわざ仕事の合間をぬって来てやったわよ」※2
「へー。クッキーです」
「あれお菓子屋さんでもあるの?」
「サービスですよ。無料です」
「ふーん。……うま」
「外で食べてください。それじゃ」
「ねえちょっとあそこの人冷たいんですけどー」
「ちょちょちょちょ」
幽香さんに告げ口されるとこでした。
怖いです。
「あ」
「……ふー、ふー」
「……すっ」
「ふー、ふー……」
なんかいっぱいの色の服の人がまた来ていました。
去年も居た気がします。
鼻息荒くて気持ち悪かったです。もう少しで剣を抜くところでした。
「……どう思う?」
「どうも何も盛況じゃないですか! お昼すぎでこんな無くなってるなんて」
「まだ家に少し花とブーケおいてあるんだけど」
「……わ、私?!」
「もう一往復お願い」
「えー」
「お願い」
「ひい……」
裏でごろごろしてた今泉さんがまた駆り出されていました。
交換して上げようかと思いましたが「お金のことなんて責任おもすぎてやりたくない」と言っていたので仕方有りません。
「お花がいっぱい皆に渡っていくのはなんだか感慨深いですねえ」
「あら知ったような口を聞くのね」
「幽香さんのお花の魅力を知っていますので」
「……一枚くらいなら食べていいわよ」
「やったあ!」
幽香さんのクッキーもらいました!
本日のおやつ
・幽香さんのお花のクッキー
「めちゃうまです……」
「……夏祭りあるでしょ?」
「え、ああ今度ありますね」
「そこの屋台出さないかって言われてるんだけど。クッキーとかお菓子で」
「え、出してくださいよ絶対に行きますので!」
「……やるかあ」
なんか色々やるようで羨ましいです。
そんなこんなで無事に終了しました。
今泉さんの追加分もしっかり無くなって、完売御礼です!
「打ち上げをやるって予定だったけど」
「……」
「一人へっとへとだから別日で」
「了解です」
「……ごめんねー。私のせいでー」
打ち上げは今度です。
また鯢呑亭かなあ。
楽しみです。
あまり体を動かしては居ないですが、いろいろな人と会話して疲れました。
今日はもう寝ましょう。
幽香さんのお花は枕元に、と思いましたが寝相でもみくちゃにしそうなので机の上においておきます。
おやすみなさい。
※1 2025/05/26
※2 2025/05/28

