👻キャラ紹介「ツシマ」「ノゾっち」「ナコ」「イマナ」を更新しました👻

2014-02-22

2014年2月22日

 以前の日記を読み返してみると
 直近三日間のお弁当メニューががだいぶ変わり種だったように思える。
 というのも、今日Y子さんにお弁当を渡されるときに
「明日からは普通のだから。おもしろいのは今日で最後」
 と言われたから気づいたのである。

 本日のメニュー
 ・むつの西京焼き
 ・大根のおつけもの
 ・ごぼうを甘辛く煮たやつ
 ・煮物セット

 お魚だった。わあい。
 もしゃもしゃの身と味噌の相性がよく
 焦げ目の部分でご飯を食べ過ぎていしまい。
 おかずとの配分がうまくいかなったくらいだ。
 私ともあろうものが。
 「むつ」というのは食べ終わった後Y子さんから名前を聞いた。
 見た目が結構衝撃的で、さばくのに苦労したという。
 
 今日の夕ごはんの時に、幽々子様と面白い会話ができた。

「日記の方はどう?」
「はい、今のところ毎日欠かさず書いています」
「そう、じゃあ今日書けば三日坊主にならなくて済むわね」

 幽々子様は含むように笑った。
 
「私も、昔は日記を書いていたのよ。もうやめちゃったけど」
「へえ! どのくらい続いたのですか?」
「そうねえ…… もう忘れてしまったわ。それくらい」
「すごいですねえ。なにか続けるコツとか有るのでしょうか」
「妖夢はすぐ楽したがる。でも、そうねえ…… ちょっとしたスパイスを取り入れて
 自分を飽きさせないようにするっていうのはなかなか良いわよ」
「スパイス、ですか」
「そうよ。例えば、妖夢は卵焼き好きでしょ?」
「はい!」
「でも、毎日卵焼きなら飽きちゃうじゃない?」
「……毎日なら、そうかもしれませんね」
「でも、甘い卵焼きと、しょっぱい卵焼きと、ケチャップで食べる卵焼きが
 じゅんばんこで出てきたらどう?」
「……ずっと同じのが出てくるより、飽きづらいと思います」
「でしょ? だから、大事なのはひとつまみのスパイス。
 これって、恋とも一緒だわ」
「こ、恋ですか?」

 少し、どぎまぎしてしまった。
 幽々子様が言うには、恋も料理も何事も、ほんのひとつまみのスパイスで
 状況が変わったりするものだ。
 刺激的な人生を送りたかったら、スパイスをふれる人になりなさい、と。
 じーんと身にしみた。
 さすが幽々子様のいうことは違うなあ。
 一緒にご飯を食べてたY子さんがすごくにやにやしてた気がするけど
 私も実践してみようと思う!

 なので、日曜日はお弁当じゃなくて
 みんなで食べる夕ごはんのことを日記に書こうと思う。
 こんな風に、皆で食べるごはんの時は面白い話がいっぱい転がっているのだから。

 ひとつまみのスパイスって、こういうことなのかなあ?