「卵焼きっていうのはね、妖夢。甘いのはお弁当用でしょっぱいのはお家用なのよ」
「同感ですもぐもぐ」
「お二人は本当に卵焼きが好きねえ」
私と幽々子様は卵焼きが好きです。
というかたまごが好きです。
たまごは美味しいです。
卵焼きも目玉焼きゆでたまごもなんでも美味しいです。
本日のメニュー
・目玉焼き丼
ということで今日は目玉焼き丼です。
ご飯の上に目玉焼きが双子で乗っていて、周りにはブロッコリーとウインナ。
ねぎがちらされている、それが目玉焼き丼です。
「久しぶりに来ましたねじゅるる」
私はかきこみました。
目玉焼き丼をかきこみました。
半熟のたまごはご飯に染みてこれまた食欲をそそります。
「はぐ、もぐもぐ、ふはあ」
ものの五分で目玉焼き丼はなくなりました。
どんぶりものはいつものお弁当と比べて少ない気がするのは何故なんでしょう。
私は日陰で風にあたりながらたそがれていました。
だってお昼休憩のご飯はもう無くなってしまったのだから。
「こういう日もいいですね。さああったかいお茶でも飲んで一息つきましょう」
私はまほう瓶に入れたお茶を取り出しました。
紅茶です。
Y子さん、洒落たことをしてくれます。
今日は暖かったです。だんだんと夏の匂いがしてきます。