2016/03/28
三年目39
「むう」
「カセさん」
「フミタが悪いの」
Y子さんが昨日の飲み会のことがバレました。
フミタさんのせいです
本日の秘密のおやつ
・ビスケット
・トマトジュース
「カロリー控えめのおやつを用意しました」
「妖夢ちゃん、ありがと」
Y子さんとカセさんの会談の場を設けました。
今日の私の仕事はそれです。
「カセさんが私をハブにするとはなあ」
「違うのよY子さん、その場のノリってあるじゃない」
「それでもなあ」
「それにあの時はフミタとツシマから持ちだされた話だし
自然に清掃グループで集まることになったのよ」
「妖夢ちゃんいるじゃない」
「妖夢ちゃんには見つかったのよ。最初は誘う気なかった」
ちょっとひどいと思いました。
「それに妖夢ちゃん、河童のお店のおつまみが美味しいって言うからあやかろうとね」
「ふうん」
「今度、Y子さんも飲もうね」
「別に私はいいわよ、誘われないし」
「今誘ってるじゃない」
「そういうんじゃないの」
「わかった」
カセさんはすっと立ち上がってふすまの向こうに行ってしまいました。
「え、カセさん……ちょっとY子さん、カセさんどっかに行っちゃいましたってあれ、戻ってきた」
「はあ仕事終わりーねえY子さん」
「え、なによ」
「今度飲もうよ。皆に内緒で。この三人で」
改まっていました。
改まって言うことで一旦場をリセットするあれです。
「ふふっ、なによそれ」
「飲まない?」
「はあ、もうむくれるのが馬鹿らしくなっちゃった」
「じゃあ今度ね。約束」
「はいはい」
結局仲直りしてしました。
良かったです。良かったですが私がここに居た意味はあったのでしょうか。
なにか疲れました。寝ます。