👻キャラ紹介「ツシマ」「ノゾっち」「ナコ」「イマナ」を更新しました👻

2016-09-04

2016/09/04
三年目198

「ということで今日はカセさんが外にでてお仕事するから」

 カセさんが外勤です。
 そういう言い方をするそうです。

「ほへへはいほはん」
「妖夢ちゃん、口」
「……ごくん、すみません。それでY子さん」
「うん?」
「私も清掃班へと」
「うん、お願い」
「わかりました」

 ということで今日はお掃除を一杯やりました。
 一番頑張ったのは幽々子様の部屋の前の廊下です。
 あそこはピカピカにしないといけません。
 ただ、幽々子様は基本ふわふわしているので
 あんまり汚れていません
 でも掃除をしなければいけません。
 そのうやむやな感じが一番難しいです。
 
 本日のメニュー
 ・すき焼き
 ・たくあん
 ・ひじき煮

「わあ! カセさんお疲れ様です」
「カセさんお疲れ。妖夢ちゃんまだ駄目」
「カセさんお疲れ様ー」
「有難うございます」

 カセさんお疲れ様ということで
 すき焼きです! 最高です!

「妖夢、今日はカセさんお疲れ様ごはんなんだからね」
「わ、わかってますよ。カセさん、たまご置いておきます」
「ありがとうございます幽々子様。妖夢ちゃんも」
「んーん。悪いわねえカセさんばかり。紫が気に入ってるのよ」
「そうなんですか? 有り難い限りです」

 外勤は紫様の手配のもと行われています。
 どこで働いているのかはわかりませんが
 紫様のことですのできっと怪しくても変なところではないでしょう。

「美味しいよY子さん」
「んふふ」
「Y子さん、タレちょっと変えた?」
「流石幽々子様。少し甘くしたんです。カセさん疲れてると思って」

 Y子さんのお気遣いも流石です。

「カセさん、私も頑張りました」
「うん、ありがとう」
「妖夢、そういうのは自分で言わないのよ」
「はい! 頑張ったのでお肉食べます」
「全然『はい』じゃないわね」

 でも幽々子様はお肉を取り分けてくれました。
 幽々子様の愛を感じる晩ごはんです。
 
「ところで、カセさんはどんなお仕事をしてきたんですか?」

 何故かみんな視線をそらしました。
 何故でしょう。不思議です。

「危ないことじゃないんですよね、カセさん?」
「うん」
「じゃあ何してるんですか?」
「……」

 謎は解決しませんでした。
 うーん、気になります。
 今度こっそり付いて行っちゃおうかな。