2016/11/3
三年目257
「だめー」
「お疲れ様です」
幽々子様がぺしょーとなっていました。
幽々子様はくたびれたときぺしょーとなります。
本日のおやつ
・あったかぜんざい
「白玉は美味しいわねえ」
「……なんで私の半霊見るんですか」
白玉を食べる時にいつもやるやりとりです。
「幽々子様、なんでぺしょーとなっていたのですか」
「お掃除係の人とか、お金関係のひととか色々当たってみたんだけどやっぱねー」
「Y子さんのお手伝い係のことですか?」
「そー やっぱりみんな愛着あるみたいなのよ」
それもそうです。
白玉楼で働いている幽霊はみんな何かの所以でここで働いています。
職場を帰るのはなかなかむつかしいことなのです。
「そとから雇うべきなのかしら」
「……それもむつかしいですね」
「そうよね。妖夢やる?」
「誰がお庭の剪定をするのですか!」
「それもやりつつ」
「……ちょっと無理です」
私はそれなりに暇な方ですが
流石にY子さんのお手伝いをやりつつ今のお仕事は出来ません。
「幽々子様、ぜんざいを食べましょう」
「……そうするー」
Y子さんのお手伝い探しも、難航しそうです。
何か良いアイデアがあれば良いのですが。