2017/02/07
三年目351
「せっちゃんさん。この餃子とそちらのにらたまを一口」
「……」
「せっちゃんさん?」
「あ、ああ、ごめん。はい」
「せっちゃんさん、それはにらたまでなくておたまです」
「仲がいいのね」
せっちゃんさんと幽香さんと定食屋ではちあわせました。
本日のメニュー
・餃子定食
~餃子
ザーサイ
メンマ
ほうれん草ともやしナムル
「せっちゃんさん、お茶をおかわりしますか。湯呑みを」
「おねがい」
「それはお茶碗です」
「この子、いっつもこんな感じなの?」
「いえ、いつももっとクールな感じです」
「ごくごく」
「せっちゃんさん、ごくごく言ってるだけで飲めていません」
幽香さんの前で緊張しているのでしょう。
でも、自己紹介もしあったのに、なぜでしょう。
「ふふふ」
「幽香さん?」
「この感じ、久しぶりだわあ」
「はあ……」
幽香さんはにやにやしながらせっちゃんさんをみつめていました。
せっちゃんさんは首をとったり戻したりしながらお茶を飲んでいました。
うーん。
……仲が良さそうでなによりです!