2017/09/10
四年目203
食後はまったりすべきなので
主人にならってみんなでまったりしていました。
幽々子様はぐでっとしていてY子さんはべだっとしていて
カセさんはもさっとしていて今日は珍しくナコさんもぺたーっとしていました。
「さて」
幽々子様がのそりと起き上がりました。
のそりと起き上がってぼそりとしました。
「幽々子様クーイズ」
皆はしゃきっと起き上がりました!
本日の秘密のおやつ
・バニラアイス
「Y子さん」
「はいはい。……えーと、じゃあ幽々子様クイズに正解した人のアイスにはウイスキーを垂らします。
誰もわからなかったら幽々子様に」
「うわあ大人ですねえ……」
大人になれます。
絶対正解します。
この前みたいになりません。*1*2
「制限時間十秒」
「え」
「早くないですか」
「挙手制です。早押しです」
類を見ない幽々子様クイズの形式です。
「じゃあ問題ね」
「はい!」
「妖夢ちゃんうるさい」
「妖夢ちゃんうるさい」
「妖夢ちゃんうるさい」
皆真面目です。
「貴方が朝起きるとY子さんがごはんを作っていました」
「私出てきた」
Y子さんが問題に出てきました。
「キッチンへその様子を見に行くと、Y子さんは白いごはんにしらすを混ぜていました」
「美味しそうですね」
「さらに白ごま、青ねぎ、ごま油をちょっぴり垂らしました」
「美味しそうですね」
「Y子さん明日の朝それで」
「はいはい」
「そこにしょう油を入れて生たまごをかき混ぜていれました」
「ナコさん」
「カセさん落ち着いてください。明日それにしますから」
「ここで問題です。Y子さんは何ごはんを作っているでしょう」
「え」
「む」
「難しいですね……」
「しらすねぎごまごまたまごかけごはん?」
「それ安直すぎませんか?」
「十秒ね」
Y子さんカセさんナコさんは各々の反応で悩んでいました。
でも、よくわかりません。
なぜ悩むのでしょう。
「はい」
「あら珍しい。はい妖夢」
「朝ごはんじゃないんですか。朝なんですから」
「せいかーい」
「あー」
「……あ、そういう」
「流石です」
何故か正解しました。
これで私は大人アイス独り占めです!
「勝者の妖夢ちゃんには大人ウイスキーの贈呈です」
「やったあ!」
「ナコさんどう思う?」
「妖夢ちゃんは頭が柔らかいですから」
「子供脳だね」
「そういうことですね」
何やらカセさんとナコさんは敗者の遠吠えをしていました。
勝者のアイスです!
初めて勝ちました!
少し酔っ払ったので寝ます!
勝利の睡眠です!
*1 2016/08/26 妖夢ちゃんごはん日記三年目189
*2 2017/02/26 妖夢ちゃんごはん日記四年目8