2017/10/26
四年目249
「来ましたよ。私です」
「げ。いらっしゃい妖夢ちゃん」
「こんなにわかりやすい否定あるんですね」
フミタさんは正直です。
本日の秘密のおやつ
・ごまたまご
「あーこれ食べましたね。懐かしいです。美味しいんですよね」*1
「妖夢ちゃんが来なきゃ一人みっつ。来たから一人ふたつ」
「フミタ、妖夢ちゃん呼んだの私」
「カセさんー」
やりました。
カセさんは私の味方です。
「それじゃやろうか」
「え?」
「なんですか?」
「大貧民。勝った人から食べられる。最高一人むっつ」
間違いました。
カセさんは生粋のギャンブラーだったんです!!!
……結果は。
「うーん」
「何ですかカセさんもぐもぐ」
「なにカセさんもぐもぐ」
「気に入らない」
フミタさんみっつ
私ふたつ。
カセさんひとつでした。
「気に入らない」
「美味しかったですねフミタさん」
「ねー」
「フミタ、ちょっと肩出して」
「妖夢ちゃん、カセさん肩パンチしようとしてる」
「やんきーですね」
「やんきーだね」
「ぐぬぬ」
カセさんは寝てしまいました。
仕方がありません。
でもカセさんが仕掛けた勝負なのです。
勝負世界は非情なのです。
……でもやっぱり、明日、おやつを少し分けてあげることにします。
*1 2017/08/30 妖夢ちゃんごはん日記四年目192