2018/5/18
五年目89
 おにぎりをにぎりました。
 Y子さんの仕事を少しでも軽くしようとするためです。
「助かるわー」
「はい。もちろんです」
「最近はナコさんもがんがんやってくれるし私の仕事無くなっちゃうわよ」
「そのつもりです」
「まあ質は譲らないけど」
 Y子さんの目は本気でした。
 変なスイッチを踏みそうで危なかったです。
 本日のメニュー
 ・おにぎり(うめ)
 ・おにぎり(玉子焼き)
 ・おにぎり(からあげ)
「ということでY子さんはやっぱり怒らせてはいけないんです」
「ふーん」
修行場に居た阿呆面……鈴仙と一緒にお弁当です。
「Y子さんの料理美味しいもんね」
「よくわかってますね。あそこまでの料理人はそうそういませんよ」
 白玉楼の自慢の従者です。
 同じ従者として鼻高々です。
「妖夢は従者としてどうなの?」
「は? 完璧ですが。見て分かる通り」
 何か腹が立ったので切ってやりました。
 そこから弾幕ごっこにつながったので良いとしましょう。
 三勝二敗だったのでそういうことです。
 私は強いんです。
 完璧な従者です。

  
  
  
  