2018/6/30
五年目132
「あじいです」
「あじいね」
カセさんと部屋で倒れていました。
なぜなら熱帯夜だからです。
「なんですこれ。地獄ですかね」
「あー閻魔様のところこんなんだったかも」
「え、知ってるんですか」
「あー……」
暑そうでもうろうとしているカセさんは本当かうそかわからないことを言っています。
事実は闇の中です。
「おやつ食べよう」
「こんなに遅くにですか」
「いつもの酒盛りよりは早い」
カセさんはおだいどこへ言ってしまいました。
本日の秘密のおやつ
・氷
「おお……直球ですね」
「うひー」
カセさんは普段のクールな感じからは考えられない声をあげています。
「いつも思うのですが」
「……なにー?」
「幽々子様にしろY子さんにしろフミタさんにしろカセさんにしろ、なぜ暑かったり寒かったりすると
私の部屋にくるのですか」
「あーなんか来やすいんじゃない? 関係も気安いし」
「……」
温度が二度くらい下がった気がします。
カセさんのダジャレでした。
有難うございました。
有難うございました。