2018/10/25
五年目249
「なんでこんなことになったんですか」
「私はチーズケーキを二つ貰っただけ」
「ふむ」
それを知ってるのはY子さんとカセさん、それと私です。
「公平にじゃんけん?」
カセさんがそう提案しました。
「いや、私今日負ける気がするから嫌」
却下です。
「じゃあ弾幕ごっことかどうでしょう」
「駄目に決まってるでしょ」
「妖夢ちゃんふざけてるの?」
なんか言葉でぼこぼこにされました。
心にきます。
「もうあみだくじにしよう」
「それだ」
「それですね」
カセさんの一言であみだに決まりました。
「私あまりでいいよ」
「あ、Y子さん。カセさん余り物には福がある作戦ですよ」
「憎たらしいわね。じゃあ私はしっこ」
「私は真ん中がいいです」
「なんで憎たらしいまで言われなきゃならないのか」
仕方ないです。
ケーキがかかっているんです。
「じゃあカセさんから。てんてーんてけてけ」
「てんてんてけてけ」
「てんてんてけてけ」
「てけてけてけてけ……○だ。あたり?」
「ぐぬぬ」
「ぐぬぬ」
「次は私がやります! 私!」
「妖夢ちゃんは真ん中ね。てんてーんてけてけ」
省略します。
「て」と「け」と「ん」を書きすぎました。
「…………」
「…………」
「…………」
「頂きましょっか」
「ん。そうだね」
「お二人とも! お慈悲を!」
ということで外れましたが二人に少しだけもらいました。
本日の秘密のおやつ
・おこぼれチーズケーキ
次は必ず一個まるまる食べてみせます!