2018/12/27
五年目312
年末の挨拶に紅魔館へ行きました。
美鈴さんは雪がぱらぱら降る中、寝ていました。
とんでもない人です。
「あ、こんにちは」
「すぐ起きるんですね」
「気配は寝ててもわかるんですよ」
「素晴らしいです」
見習いたいですその技術。
「やってみる? まずこの雪の中三時間くらい瞑想すれば……」
「だ、大丈夫です。レミリアさんのところ行ってきます」
それは流石にきついです。
本日のおやつ
・オレンジマドレーヌ
・ミルクティー
「今年はお世話になりました。これはうちのシェフが作った特製あんこです」
「あんこ、あんこを持ってきたのか。面白いなあお前ら」
「美味しいですよ」
「知ってるよ。咲夜が褒めてたんだ。いいシェフが居るって」
「それは嬉しい限りです」
Y子さんの存在は白玉楼の外まで知られています。
これを教えたらすごく喜ぶはずです。
「うちからはこれをあげよう」
「手ぬぐいですか?」
「そう。だけどいいやつ。ええと、なんだっけ。咲夜、これなんだっけ」
「いまばりてぬぐいです」
「そうそれ」
「あ、知ってます。すごく良いやつなんですよね」
カセさんが一枚だけ持っていた気がします。*1
「こんな良いのもらって良いんですか?」
「あんこのお返しだ。美味しくいただくよ」
ということでY子さんに帰って報告したらすごく喜んでいました。
カセさんにてぬぐいを渡したらこちらもすごく喜んでいました。
これがお歳暮というやつらしいです。
良いものです。
こうして繋がるのは良いことです。
年の瀬に、しみじみ繋がりを感じた一日でした。
*1 2016/08/16 三年目179