👻キャラ紹介「ツシマ」「ノゾっち」「ナコ」「イマナ」を更新しました👻

2019-02-20

2019/02/20
六年目2

「ふむ」

 私は考えます。
 日記をこうして続けていますが、これはためになっているのでしょうか。
 そもそも日記はなんのためにつけるのでしょう。
 そんな事を思っています。
 なので今日の日記を書く前に、幽々子様の部屋に行きました。

「幽々子様、入っていいですか」
「え、ちょちょちょちょっとまってようむまって」

 珍しくなんか焦っていました。

 本日の秘密のおやつ
 ・秘蔵のとら焼き

「……」
「……」
「……これは私のよ」
「Y子さんに報告しないといけないですね」
「何をよ」
「幽々子様が私達に内緒で甘い物を楽しんでいましたと」
「……するとどうなのかしら」
「幽々子様の明日の朝ごはんのウインナが一個だけ少なくなります」
「地味」

 地味な脅し文句で主人を脅したらどら焼きを一口もらいました。
 なにやらすごく美味しかったです。

「これ美味しいですね……あれ、どら焼きじゃなくてとら焼きって書いてあります」
「これはそういう名前なのよ。妖夢、よく味わいなさい。外の味よ」

 どうりで美味しいわけです。
 きっと紫様からの貰い物でしょう。

「それでこんな時間になんなのよ」
「日記を付ける意味ってなんでしょう」
「そんなの忘れないためでしょ」

 なるほど、納得です。
 こうして日記を書いていればあの時何をしていたか、何を食べていたか、何をして遊んでいたか明白です。
 日記はもう四冊目です。
 これを眺めていたら満足感もわいてきます。
 よし、これからも続けていきましょう。