2020/08/13
「妖夢ちゃん幽々子様におやつ持っていってあげて」
「はーい」
毎年この時期は幽々子様のお仕事が忙しくなります。
部屋でどんなお仕事をしているかわかりませんがともかく私達はフォローにまわります。
「幽々子様、入りますよこんこん」
「よむー」
なんかよむーと鳴く主人が溶けていました。
本日のおやつ
・ひんやりトマトゼリー
「ぽいぴいわあ」
「なによりです」
お仕事で疲れているようで幽々子様はふにゃふにゃしていました。
本当はおやつを置いて退散するつもりでしたが、幽々子様が甘えるので一緒におやつです。
「妖夢、私ね、疲れてるから何か素敵な事を言って欲しいの」
「えー……あ、今度鈴仙たちと夏祭りに行くのでお土産にベビーカステラ買ってきます」
「妖夢は出来る従者ねえ。素敵」
「えっへん」
やりました。
こういう時の幽々子様はわかりやすくて良いです。
「今晩のごはんはポテトサラダが出るようです」
「良いわねえ」
「こないだフミタさんと行った居酒屋で面白いおじさんがいまして」
「愉快ねえ」
「この間秘密の飲み会でバナナと炭酸水を飲んで気持ち悪くなりました」
「仲良しねえ」
「あ、そのトマトゼリー余ってますか」
「余ってるわけ無いでしょ馬鹿なのこの子は」
「急に真顔にならないで下さい心臓止まりそうでしたよ」
なんか不安定な幽々子様でした。
お仕事頑張って下さい。