2020/08/23
「いくらとは違うの?」
「違うんですよ。何が違うのかは知りませんが、そのなんかもっとしょっぱくてごはんを食べるためにあります」
「食べてみたいわね」
「私もー」
咲夜と鈴仙と今日はおやつを一緒にしました。
特に約束していなかったのですが、偶然里で出会いました。
「それで何にする?」
「悩んでます」
「私はキャロットケーキ」
「知ってるんで言わないでいいです」
「えーちょっと」
「知ってるから言わないでいいわ」
「咲夜まで!」
鈴仙はいつもどおりです。
本日のメニュー
・ベイクドチーズケーキ
「咲夜の何言ってるかわからなかったんですが」
「シュバルツベルダーキルシュトルテ」
「なんですそれ」
「さくらんぼのケーキみたい」
「キャロットケーキうまー」
咲夜もわからない洋風なものがなぜ里においてあるのでしょう。
何かしらの妖怪の気配を感じます。
「交換しましょう」
「もちろん。……うん、チーズも美味しい」
「ねねね、私も」
「またキャロットかー」
「またキャロットかー」
「えー」
でも仕方ないので交換してやりました。
私と咲夜の慈悲深さに感謝してほしいです。
「二人のも美味しいけどやっぱりキャロットかなー」
本当に余計な一言が多いやつです。
次は絶対にあげません。