2020/11/21
「ほらY子さん起きてください……ってあれ」
顔を洗って戻って来ると昨日ばっちり飲んでいたY子さんの布団が空になっていました。
朝早くからどこに行ったのでしょう。
「ちょらーす」
「フミタさんどうしたんですか。Y子さん知りません?」
「朝早くにうちらの宿に入り込んで布団でおはようドッキリされたが」
「なんて元気なんですかあの人」
「んで今本気でビビったカセさんに怒られてる」
「浮かれすぎにも程があります」
そんなみなさんと朝ごはんを食べに行きました。
本日のメニュー
・なんかネギが入ったクレープみたいな辛いやつ
・たまごのおかゆ
・肉まん
「Y子さん、これ炭水化物だらけですか」
「は? 気にしないでよ旅行でしょ?」
「何がY子さんをここまではっちゃけさせるんですかね」
Y子さんは多分一番食べていました。
見るもの全てを買って食べています。
旧都には屋台や食べ物のお店が多いので私達にとっては神のようなゾーンです。
「この後どうすんの?」
「だれる」
「アバウト」
Y子さんとカセさんがそんな会話をしていました。
今はまだ朝ごはんを食べてゆっくりしている段階です。
せっかくの旅行なので夕ごはんの日記も書きたいと思います。
朝日記はここで終わり!
夜日記です。
朝ごはんでぽんぽんになったお腹を消化すべく、私たちはいろんな地獄を回ることにしました。
昔は使われていた地獄は今観光向けになっているようで、中でも血の池地獄の体験ツアーは非常に面白かったです。
「見てY子ちゃん彼岸花ちょう綺麗」
「あらほんと。いいわねえこういうの」
「妖夢ちゃんも見て……何してるの?」
「ちょっと怨霊斬ってました」
「何この人」
皆さんを守るのが私の仕事です。
でも怨霊もそこまで多くないので危険じゃなかったです。
「夕飯どうすっぺ」
「私あっちのキレイな料理屋さんがいい」
「私あっちの汚い居酒屋が良い」
「割れましたね」
Y子さんのキレイ料理屋さん対カセさんの汚い居酒屋です。
ちなみに私はY子さん、フミタさんはカセさんの方につきました。
「昨日汚い居酒屋行ったじゃない」
「いや、さっき見つけたのはもっと古びた汚い居酒屋だったし」
「えー私キレイなのが良い」
「うーん」
お二人とも折れません。
しかしここでよくわからない獣と戯れてたフミタさんが口を開きます!
「最初オシャン店で二軒目居酒屋にすんべ」
「それ」
「それか」
「それです」
そして二軒行ってきました。お金の心配はしません。
あとからイマナさんにもらいます。幽々子様の許可ももらっています!
ということでお洒落なお店でお洒落なものを食べてきました。
本日のメニュー
・くらげのサラダ
・カワエビマヨネーズ
・牡蠣とネギのなんとか炒め
・金粉入り麻婆豆腐
・五目焼きそば
・たけのこ入りシュウマイ
・杏仁豆腐
「めっちゃうまい」
「何もかもうまい」
「どえらいうまい」
「よくわからないけど美味しいです」
上からフミタさん、Y子さん、カセさん、私です。
書かないと誰が何を言ったか区別がつかなくなるくらい美味しかったです。
牡蠣は久しぶりに食べました。*1
でもフライじゃないのは初めてです。美味しすぎました。
なんか謎の炒めものでした。名前忘れたのであとでY子さんに聞きます。*2
「くったくった」
「美味しかったわねえ。私エビマヨ好き」
「じゃあ次はお酒だね」
「一旦帰ってまた集合ですね!」
ということで日記を書いています。
これからはカセさんチョイスの汚い居酒屋です!
あらゆるお酒を飲み尽くしてきます!
真夜中の日記です。
べろべろです。なんとか皆さん宿に戻りました。
居酒屋の後、温泉に入ったのですが、フミタさんが調子に乗って暴れまわって鬼の女性と喧嘩になりかけたり危なかったです。
私はぐったりしてたのでその件は笑いまくってるY子さんから聞いたのですが、その後フミタさんは女性と仲良くなったそうです。
そういう所、才能だと思います。経緯は明日聞きましょう。
もう寝ます。牛乳を飲んで寝ます。今日は楽しみました。
明日は帰る日ですが、まだまだ楽しみたいです。
そのためにゆっくりねます。おやすみなさい。
*1 2019/01/27
*2 とうち、という豆だそうです。しらないものです。