2021/04/30
「……」
「……」
「……ぐふっ、あひょ、ふひひ、かわいい、かわいいねえ、あひゅ」
「カセさんの我慢が台無しですよフミタさん」
「ごめんもう無理くひひひ」
カセさんにもフミタさんにも笑われました。
こんなに笑ってるカセさん久しぶりに見ました。
本日の秘密のお酒
・グレープフルーツサワー
・一口チーズ
・一口チョコ
・マシュマロ
・しょっぱい玉子焼き
「温泉まんじゅう食べましたよねえ! じゃあ笑っちゃだめですよ!」
「食べたし妖夢ちゃんのことは食事のときに見たけどやっぱり笑う。フミタどう思う」
「爆笑の渦。あひょひょひょひょ」
「ほらでも私は主にフミタにつられてだから。妖夢ちゃん、斬るならフミタを」
「ひょ?」
「やってやります」
フミタさんは土下座してきたので許しました。
別に気にしていません。
ただおふたりとも笑い過ぎなんです。
「かわいい坊ちゃんみたいだなあ。……ふふふ」
「刀ありますよー」
「すみません」
こうなったの理由は以下です。
昨日幽々子様に命じられて旧地獄に行きました。*1
温泉まんじゅうを買うついでに好戦的な鬼やカラスにからまれました。
弾幕ごっこをしました。
髪が焦げました。
以上です。
「パーマ屋さんは良くやってくれたと思うよ」
「本当ですよ! 帰ってきた時は幽々子様が控えめな変な笑いを浮かべるくらいひどかったんですから! これは完成形です! かわいい妖夢ですよほらフミタさん!」
「……ぐぐぐ」
「妖夢ですよー」
「ぐぐぐごごごぎが」
フミタさんはずっと笑いをこらえていました。
こらえすぎて喉の奥から変な音が出ていました。
「歴代で一番短い気がします」
「だいぶ若くみえる」
「カセさん、私はもともと若いのであんまりうれしくないです」
「まあそもそも褒めてもないし」
「え」
……とりあえず今は若くみえる妖夢です。
早く、伸びて下さい。
フミタさんに出会う度に刀をちらつかせるのは疲れます。
早く伸びて下さい!
*1 2021/04/29