2021/05/20
幽々子様の部屋から蓄音機の音が聞こえてきました。
珍しいです。
きっと機嫌がいいのでしょう。
「なので近づかずここに来ました」
「なんで」
カセさんの部屋に来ました。
本日の秘密のお酒
・レモンサワー
・オレンジサワー
・一口アーモンドチーズ
・枝豆
・残り物の焼き鳥
「だって幽々子様の機嫌が良いと何かをさせられるかもしれないじゃないですか」
「悲しい従者の経験則だなあ」
「じゃあフミタさんが行ってくるといいですよ。きっと何かお化粧されたり可愛いお洋服を来させられたりされますよ」
「幽々子様私にそんなことするー?」
「しなそう」
「しなそう」
カセさんと声が揃ってしましました。
しなそうです。
「なんか肩組まれてお酒注がれそうですね」
「わかる。その後妖夢ちゃんとかツシマさんの昔話で盛り上がりそう」
「全く生産性の無い飲み会ですよね」
「君たちが私に抱く気持ちはわかった。喧嘩だな?」
ちょっとお酒のせいで言い過ぎてしまいました。
生産性でいうと、ここのカセさんの部屋の飲み会もありません。
そもそも飲み会に生産性を求めてはいけません。
楽しく、面白く、そして少し知的であればいいんです。
「インテリジェンス飲み会したいですね」
「妖夢ちゃんが一番かけ離れてる気がするけど」
「がはは、言われとる」
カセさんは最後まで冷静でした。
お酒を飲んでるのに。
果実酒じゃあんまり酔わないんでしょう。
今度はしっかりお酒を持ってきます。
カセさん酔わせて遊びましょう。
とても知的な遊びです。