2021/07/24
本日の秘密のお酒
・ウイスキーのソーダ割り
・甘い玉子焼き
・ほうれん草のおひたし
・厚揚げ
それはいつもどおりの秘密の飲み会でのことです。
「そしたらノゾっちバチバチに怒ってさー超にらんでくるの。ツシマっち居なきゃ私死んでたわー」
「いやフミタさん後輩本気で怒らせないでくださいよ笑えないですよ」
「もちろんちゃんと詫び入れたぜ。先輩として威厳を見せつける土下座」
「フミタさんのそういうダサいところ好きです」
「うひょー好きだってよ告られちったよカセさん! ……カセさんどした?」
「最近こころちゃんに会ってないなあ……」
「おい妖夢ちゃん遊びは終わりだ。一気にキモくなるから気をつけろよ」
「はい」
カセさんが恋する乙女のようでした。
結構酔っています。
「想えば想うほど遠くに行ってしまう気がする」
「カセさん?」
「何度も気にしないようにしたけどそれはただの逃げ。根本的なところは何も解決していない」
「聞いちゃいねえな」
「つまり私は行動しなきゃいけない。動かなきゃいけない。それがわかった。さて」
「さてじゃないですよ! 今何時だと思ってるんですかそしてどこに行くんですか!」
「私は止められない」
「ポエマーかよ。けらけら」
「フミタさんも笑ってないでカセさん止めてください!」
結構な力で部屋を飛び出そうとするカセさんはかなり怖かったです。
水を飲ませて落ち着かせました。
「んじゃカセさん、今度焼きに行くいこうぜ。こころちゃんおるんやろ」
「おる……おるやで……」
「じゃあこの三人でいこうな? 会いに行こうな?」
「うん……ありがとうフミタ」
「カセさんのおごりな?」
「うん……ありがとうフミタ」
「カセさん、ちゃんと聞いてますか……?」
ともかくおごりで焼き肉は嬉しいです。
ちゃんと言質もとりましたし、私たちもカセさんも嬉しいのでウィンウィンです。
焼き肉楽しみです!