2021/08/29
「え、なんか今日人多いですね」
カセさんの部屋でいつもの秘密の飲み会を堪能しようと思ったのですが、今日はフミタさんの他にツシマさんもノゾっちさんも居ました。
嫌な予感がします。
「はーいじゃあ妖夢ちゃんきたしやろうぜ」
「フミタさんなんで出口を塞ぐんですかどいてくださいお爺さんが危篤なんです」
「あんたの爺さん半分死んでるじゃろがい。じゃあ部屋暗くしてろうそくにして」
「怖い話大会ですよね?! いやですいやです!」
「おら後輩居るのに情けない声出すんじゃねえ」
「フミタさん斬りますよ! 成仏させますよ!」
「お前見境ないな」
そんなものとっくにないです。
余裕もないです。
ただ出口を後輩二人とフミタさんが塞ぎます。
前もこんな感じでした。
「ほらお酒持って」
「カセさん今日は一言も喋らないでください。カセさんの話怖いんですよあと話し方とかあ!」*1
「急に切れないで。妖夢ちゃんのほうが怖いよ」
幽霊のほうが怖いに決まっています。
本日の秘密のお酒
・焼酎の水割り
・野菜スティック(味噌マヨネーズ)
・一口チーズ
・一口チョコ
「ツシマさんは私の右、ノゾっちさんは左です。背中はフミタさんお願いします」
「何この防御陣」
「フミタさん早く来てください! カセさんの怖い話を聞くには防御力が必要なんです!」
もうだめでした。
カセさんの話の最中はこないだのふわふわのお菓子のことを考えました。
両脇の後輩二人はちょっと笑っていました。
いつの間に二人共こんなに強くなったんでしょう。
お姉さんとしては恐ろしいです。
もっとゆっくり成長してください。
そして一人で寝るの怖いので日記を書いたらフミタさんの部屋行きます。
これは仕方のないことです。
*1 2018/05/26
*2 2021/08/20