2022/06/13
洗面台に行くと、カセさんに会いました。
朝の時間によく会います。
「清々しい顔してる」
「なんか今日寝付き良かったんです」
「へえ」
「ばしゃばしゃ」
「今日は飲むか……」
「飲みましょう。くんくん、あれなんかいい匂いしますね」
「ホントだ」
「……」
「……」
「多分辛いですよね」
「ね」
辛そうないい匂いがしたのです。
朝からです。
本日のメニュー
・チーズ麻婆丼
・水菜のサラダ
「重いと思うのでゆっくり食べてね」
ということでした。
今日のY子さんはごはんのことを「重い」と言いました。
初めて聞きます。
「幽々子様、これはすごいどろどろです。よだれが止まりません」
「妖夢」
「はい」
「これ廊下まで伸びるんじゃないかしら」
「やりたいですけど怒られますよね」
「ね」
やりませんでした。
怒られますので。
「幽々子様、納豆入れると美味しいですよ」
「カセさん、それはね、カセさんで楽しんでね」
「美味しいんですが……」
「カセさんはどうしてすぐに一歩先を行くんですか」
カセさんのチーズ麻婆丼はもうどんろどろでした。
もはやねっばねばです。
「でもあんまり辛くなくて美味しいです。納豆合うかも知れません」
「妖夢」
「はい」
「納豆は次よ」
「ですね」
次チーズ麻婆丼が出たら納豆をやってみます。
カセさんはたまにおかしくなりますが、これは美味しそうです。
次の重い朝ごはんが待たれます。
楽しみです。