2022/09/19
部屋で油がとれるという紙で鼻を拭いていたときのことです。
気配がしたので振り返っていると、目の前に幽々子様の顔がありました。
「あはゃあ!」
「つばがとんだわ。これはもう切腹ね」
「……人の部屋に音もなく入るのも切腹では?」
「あーばっちいばっちい」
喧嘩両成敗です。(?)
というかそもそも幽々子様がノックをしてくれたらこんな喧嘩(?)は起きていません。
「こんなもの持ってきたわよ」
「なんですその時計。ずいぶん古いのですね」
「妖忌の」
「うえーえんがちょ」
「あとY子さんのかりんとうも」
「わーあんがちょです!」
「あんがちょってなによ」
えんがちょに引っ張られました。
全てはあのお祖父様のせいです。
本日のおやつ
・黒糖かりんとう
「これ紅魔館でも人気なんですよ」
「さすがY子さんグローバルね」
「それです」
「意味わかってないでしょ」
「あい」
「ところでこの時計いる?」
「いらないです」
「言うと思った」
だってそんなのあってもしかたないです。
私はかりんとうの方が良いです。
美味しいから。
時計は美味しくないです。
そんなのはえんがちょです。