2023/07/30
お買い物を頼まれたので里に向かったら幽香さんに出会いました。
なんか探されていたのか、笑顔で近づいてくる幽香さんはちょっとした恐怖でした。
内緒の話ですが。
「探したのよ」
「さ、探されました」
「ちょっとお願いがあって」
「……おやつを食べ始めちゃいまして」
「ご一緒しても?」
「もちろんです」
「おごるから追加で頼みなさい」
「ぜひとも!」
そういうことなら話は別です。
どんなお願いでも頼まれます!
本日のおやつ
・くず餅
・キャロットケーキ
「ケーキ置いてあるのねここ」
「これたまに食べたくなるんです」
鈴仙のせいです。
「それでどんな用が」
「写真、見る?」
「見ます!」
幽香さんの懐から出てきたお花の写真は、とても素敵なものでした。
なんだかただ普通にあるというよりも、花の方が写真に撮られたがってるように見えます。
「す、すごいですね。なんか新聞に乗ってるのよりもすごいです」
「だからこれ、もったいないなと思って」
「ほう?」
「何かいい方法無いかしら」
「……新聞でしょうか」
「あ、そっか」
そっかそっかと頷いていました。
ということで今度天狗の人に会ったらお話をするということになりました。
「でも幽香さん直接行けば良いのでは?」
「あのカメラほら」
「ああ奪ったんでしたっけ」*1
「取引」
「あはい」
なら私がやります。
取引で気まずい状態なら。
仕方がないです。
*1 2023/06/18