2023/11/25
「Y子さん」
「ん、お弁当」
「え、ありがとうございます」
「……いらなかったっけ?」
「この間、もういらないと」
「ああ作っちゃったから食べて」
「食べます」
 修行場に行かなくなりました。
 理由は寒いからです。
「ちなみに中身なんですか?」
「今日は三色丼」
「最高ですね鈴仙の所に行ってきます」
「いってらっしゃい」
 三色丼はぜいたくです。
 これはもう、自慢しないといけません。
 永遠亭に走りました。
 本日のメニュー
 ・まさかの三色丼
「鈴仙、お弁当持ってきたので食べていいですか」
「もう開けて食べる気満々じゃない」
「え、まさかの三色丼です。鈴仙みて」
「……唐揚げと、ミートボールと?」
「ウインナーです」
「そんな成長期の男の子みたいなお弁当ある?」
「美味しそうでしょ」
「めちゃくちゃ」
 鈴仙にもちょっとわけてやりました。
 これはたまらないです。
 三色丼ってこういうのだったでしょうか。
「それ一口ください。なんですそれ」
「野沢菜のおにぎり」
「一番私が欲してるやつですそれ」
 お肉ばかりのところに野沢菜。
 これです。
 ごちそうさまでした。
 まさかの三色丼、美味しかったです。

  
  
  
  