2023/12/27
流石に本を借りっぱなしだと、と思って紅魔館に行きました。
今年借りた分は全部返してしまいます。
「どうも。本を返しに」
「はあい」
ずっと土いじりしていた美鈴さんに声をかけて紅魔館に入りました。
もうすっかり顔なじみ、というか顔すら合わせていません。
美鈴さんの視線はずっと花壇のほうにありました。
「ども」
「あーどもども」
「これ、借りてた本全部です」
「あらー重くなかったです?」
「力持ちなので」
司書の小悪魔さんに本を渡し、パチュリーさんにも声をかけました。
適当に相槌されたので、おやつの包み紙を開きます。
「それは?」
「特別仕様です」
おやつをあけるとこっち向いてくれます。
本日のおやつ
・きなこかりんとう
・きなこかりんとうまんじゅう
「おまんじゅうとかりかりを持ってきました」
「おちゃー」
「はーい」
これはお茶です。
紅魔館ではめずらしい緑茶を頂きました。
「んまい」
「良かったです。シェフに伝えます」
「ほか、いいの?」
「はい。また来年借りに来ます。今年はありがとうございました」
「ん」
図書館のおかげでずいぶん賢くなった気がします。
来年もまた、賢くなります。
さらにさらにもっとです。
そしてY子さんのかりんとうは相変わらず評判です。