2024/02/05
「どーん! お邪魔します」
「おじゃま」
「うっすー」
上から早苗、咲夜、鈴仙です。
挨拶で鈴仙の育ちが知れます。
(と思ったけど皆だいたい一緒でした)
「私はおだいどこ」
「私は妖夢さんの部屋あさります」
「私は早苗に便乗しよ」
「ばしん」
「なんで私だけビンタするの?!」
鈴仙だけ調子に乗ってるからです。
咲夜はY子さんのもとに行ったので、三人で部屋に来ました。
「おやつは期待できますね。Y子さんと咲夜の共同作なんて」
「妖夢さん押し入れの中見ていいです?」
「だめです。それよりも面白いものありますよ」
「え、なになに?」
「早苗との文通の歴史がこんなに」
「はい撤収」
「鈴仙」
「こんな面白そうなの見逃せるか!」
実は一番調子に乗っていた早苗が一気にあわあわしだしました。
面白いです。
「あんた達文通とかしてたの? うわー見てこれ『妖夢さんはおしるこを三杯食べたと書いてましたが、四杯でしたよ』」
「うわはずー」
「けらけら」
「なんであんたが笑ってんのよ」
「早苗の文章がよそよそしくて」
「あの頃あんまり話したことなかったですから」
「鈴仙とはしませんよ。面倒なので」
「いやあんたと手紙で何話すのよ」
「おやつー」
「はーい!」
文通を読んでたらおやつが出来ていました。
本日のおやつ
・梅の練りきり
・花の練りきり
・花びら餅
「すっご! これ咲夜作ったの?」
「こっちが私。Y子さんの足元には及びませんわ」
「へーすごいわね食べるもったいない」
「携帯あったら写メ撮りますねこれは」
「……! ……!」
「Y子さん嬉しいのはわかりますが無言で私の背中を叩かないで下さい」
「美味しい」
「美味しいしかわいい」
「ねえこのなにこのやけに可愛いの」
「花びら餅ですって」
「ほへー」
「鈴仙にはもったいないお菓子ですよ」
「うるさい」
お菓子は好評ですし、咲夜は熱心な生徒だったようで、Y子さんも嬉しそうでした。
また連れてきてやりましょう。
四人だとモノポリーも盛り上がりますし。
鈴仙も人数合わせで居て良かったです。
*1 2024/02/02