2024/02/23
本日のメニュー
・たまごサンド
・ハムきゅうりサンド
・じゃがいもとブロッコリー炒め
・トマトスープ
「わあ今日は朝ごパンですね。いただきます」
食べ終わりました。
「朝ごパンごちそうさまでした」
「これ妖夢。いただきますに飽き足らずごちそうさまでも言うのね」
「朝ごパンは言いたいんです」
朝ごパンはどうしても言いたいので、二回言うことも辞さないです。
そんな話をしているとどっすどっすという足音が聞こえてきました。
「どうもー妖夢ちゃん借りに来ました」
「あら妖夢、行ってきなさい」
「せめて用途を聞いてくださいよ幽々子様。行きますけど」
なんか気合を入れたフミタさんが来ました。
手伝えとのことだったので手伝います。
「なんですかその大工道具」
「机作るから」
「え、机を?!」
「作る」
「机作れるんですか?」
「作れなきゃ作らないだろ」
「ちょっとわからなくなりました」
作れるから作るそうです。
フミタさんが机作れるなんて驚きです。
「妖夢ちゃん切る方と組み立てる方どっちが良い?」
「組み立てる方で」
「自分のアイデンティティ考えろよ!」
「アイデンティティってなんですか!」
組み立てる方が楽しそうだったので。
でもとりあえず、私が切る方が早いので切りました。
こんなのお茶の子さいさいです。
「んでこうだろ。ほら、もう机っぽい」
「本当だ。よく考えたら机って平たいのと長いのが四本あれば机ですね」
「シンプルこそ難しいんだぜ? 洗練の極みだ」
「またまたー」
難しかったです。
何より切ることの三十倍くらい組み立てる方が難しいです。
なにせ机は立体的なんですもん。
「ところでこれどこで使うんですか?」
「イマナっちの部屋。作業机ほしいって言ってたから」
「え、あの部屋にですか。あのごちゃごちゃした部屋に」
「サプライズだから内緒な」
「わかりました」
「サプライズの意味はわかるんだな」
それにしてもイマナさんとフミタさん、仲良しなのかわからないです。
会うと言い合いしてるのに、こうしてプレゼントするなんて。
机は形が出来たので、あとはなんか色々塗って乾かして塗って乾かしてを繰り返すそうです。
その時になったらまた、手伝おうと思います。