2024/03/30
「あら妖夢元気なの」
「はい、なんか元気です。手伝います」
「それ全部持ってって」
「はい! え、これもしや全部ですか?」
「せっかくだし大広間でみんなで食べましょ」
お花見の後は幽々子様のごはんです。
今年は宴会会場でもある大広間でみんなで朝ごはんです!
幽々子様がいっぱい作ってくれました!
本日のメニュー
・幽々子様のお優しいしょうがのおじや
・かぼちゃを甘く炊いたの
・たまご焼き
・くき菜の煮物
「それではありがたく」
「いただきます!」
朝ごはんに参加できたのは私とカセさん、フミタさんとノゾっちさんだけでした。
イマナさんも居ましたが幽々子様のたまご焼きを一口だけつまんでこれから寝るとのことです。
夜通しお片付けしてくれていたようです。
「今年もみんなのおかげで楽しかったわ。ありがとね」
「とんでもねっす」
「フミタさんって何か頑張ったんです?」
「辛辣かよ。ノゾっち吹いてんじゃねえよ」
「んふ、ぐふ……いや、……んひひ」
「まあまあツボってんじゃねえよ」
珍しい面々なので楽しい朝ごはんです。
「カセさん……それ、マジっすか?」
「何が?」
「妖夢さん」
「あれは日常茶飯事です。ここは流しましょう」
「うす」
カセさんがかぼちゃを酢味噌で食べていました。
甘いのに。
ほんのり甘くて美味しいのに。
「あ、このくきな?の煮物昨日もありましたよね。ええと確か鈴仙が持ってきたような」
「道理で。歴史の味を感じたわ」
「歴史の味」
昨日も何かわからず食べていましたが、くき菜の煮物は一度お漬物にした菜っ葉を煮込んだものだそうです。
歴史の味だそうでした。
「幽々子様のおじや、染みるっすねえ……」
「んだノゾっちも判るようになってきたか」
「もともとうちは和食派っすよ」
「洋食派っぽいのになあ。なあ妖夢ちゃん」
「そもそも白玉楼の人で洋食派いるんですか」
「確かにそうか」
「わたしわたし」
「幽々子様はうそでしょ」
「しゅん」
カセさんに突っ込まれてしゅんとしてる幽々子様が作ったおじや、本当に美味しかったです。
今日はのんびりやりなさい、とのことだったので休み休み白玉楼に戻していきます。
明日にはY子さんも復活するでしょう。
色々大変でしたが、終わってしまうと少し大変です。
反省会がそのうちあるので、そこまでは大人しくしていましょう。