2024/04/17
「妖夢ちゃーん」
「はーい」
「きてー」
部屋で足踏み運動をしていたらY子さんに話しかけられました。
味見係かと思ってるんるんで行きました。
「紅魔館さん来たけど」
「え、私なんの約束もしてないですよ」
「でも妖夢ちゃんご指名。はいこれ持ってって」
「わかりました」
おやつを持たされました。
突然どうしたんでしょうか。
「おーう」
「こんにちは。こんなところまでわざわざ。こちらおやつです」
「悪いな。咲夜ほれ」
「はい、こちらほれどうぞ」
「お前は言うなよ」
ほれ、と差し出されたのは咲夜の手作りおやつでした!
「こ、これは……ちょっとおだいどこ行ってきます」
「おかまいなく」
大きなフルーツタルトでした。
こんな豪勢なものいただいちゃうなんて、素敵すぎます。
「Y子さんこれいただきました」
「……」
「あの」
「新しいの作るから少し時間ちょうだい」
「あ、はい」
とりあえずのおやつでお茶することになりました。
「あ、もう食べてる」
「これうまい」
「うまいですわ」
「それはシェフ特製おまんじゅうですので。美味しいです」
「んまい」
「んまい」
「熱い緑茶です」
「あう」
「あうあう」
遠慮なくおまんじゅうをもぐもぐする主人と従者です。
似てます。
「して今日は」
「この間パチュリーに会いに来たろ」
「え、あ、そういえば、はい」*1
「んで居なかったろ」
「居ませんでした」
「ということで一言言いに来た」
「一言」
「悪いな」
「あ、いえ」
「んじゃ帰るか咲夜」
「はい」
「本当に一言ですね」
「これもらってっていい?」
「いいですけど」
それだけのために来たようです。
タルトがなければただのおやつ食べに来た人たちです。
「どうせならもっとゆっくりしていってください。幽々子様ももう来ると」
「ぬん」
「ほら来ました」
「はいこちらのおまんじゅうも美味しいですわよ」
「お、サンキュー。……あっちい!」
「お嬢様、これあっちあちなのでお気をつけて」
「そういうの口付ける前に言わない?」
「うちのシェフ特製かつ出来立てですので。ほら妖夢説明」
「あ、はい。さっきのは前に作ってたやつなのでしっとり美味しいですがやはりこちらのふかふか出来立ての方が美味しいです」
「うむ」
「冷たいお茶の方が合うのでもらってきますね」
「最高かよ」
おだいどこに戻りました。
「Y子さん、冷たいお茶をもらいに」
「あ、うん。出来立て持ってってもらったけどどうだった?」
「うまうまあちあちしていました」
「よし」
「お土産にもほしいって言ってました」
「しょうがないわねー」
のりのりでした。
レミリアも気に入ったようで更に追加でY子さんまんじゅうを作っていました。
「タルトも美味いからな」
「美味いですので」
「自分で言うんですね咲夜」
ということで今日は紅魔館さんたちが来ました。
タルトはまだ食べられていませんが、多分お夕飯後にみんなで食べます。
絶対に美味しいはずです。
本日のおやつ
・Y子さんまんじゅうしっとり
・Y子さんまんじゅうできたてあちあち
追記
タルトめちゃ美味しかったです。
*1 2024/04/14