2024/09/30
「おおう……」
「最近の小説って結構しっかり描写するのねえ!」
「おわあ!」
紫様がいました。
本当に急に紫様がいました。
紫様はいつも急ですが、今回は本当にいつの間にかです。
「な、なんですかいつ来たんですか!」
「もう帰ります。妖夢の成長も見えたことですし」
「これそういうのじゃないですからね、図書館で借りた立派な本で」
「はいはい幽々子には黙ってますから」
「そういうんじゃないんですって!」
「夕ごはんはきっと豪勢になるわよ」
「それはありがとうございますぅ!」
多分なにか仕入れて持ってきてくれたのでしょう。
紫様には感謝しかないです。
勝手に部屋に来てのぞきをするところ以外は!
本日のメニュー
・とてもよいチーズのピザ
・ほうれん草とクレソンのサラダ
・トマトスープ
「わあピザ!」
「紫様がとてもよいチーズをおいてってくださったの」
「なるほど」
Y子さんいわく「ここまで良いチーズはめったに見ない」だそうです。
ならピザです。
ピザが一番です。
「うにょーん」
「あ、、主人がうにょーんしてます私もやります」
「カセさんもやってもいいのよ」
「……うにょーん」
カセさんもチーズうにょーんするくらい良いピザでした。
それと、ピザで思い出したことがあります。
「そういえば昨日藤原さんに会いました。ピザ頼んでないだろと言われました」*1
「確かにそうねえ」
「妖夢、そういうときは次は頼むので割引クーポンを下さいっていうのよ」
「なるほど! いいます!」
「妖夢ちゃん使ってせこいことしないでくださいな幽々子様」
「でもY子さん、妖夢は恥も外聞もないわ」
「たしかに」
「あのY子さん、そこで納得されると私のメンツというものがなくなってしまいます」
「うにょーん」
ピザは楽しいです。
カセさんがうにょーんにハマるくらいには。
ピザ作りは大変らしいので、今度は藤原さんに頼みましょう。
楽なので。
楽で美味しいが一番です。
*1 2024/09/29