2024/10/06
本日のメニュー
・肉野菜炒め
・もりもりねぎポン酢奴
・厚揚げのおみそ汁
「こういうのが一番美味しいんですよねもしゃもしゃ」
「面白いくらい食うなこいつ」
「面白いよね妖夢ちゃん」
今日のお昼はカセさんが作ってくれました。
なぜかフミタさんも来て三人のお昼です。
「ええやん私来たってなんか文句あるんか?」
「無いですけど」
「けど?」
「騒がしくなるなって」
「うち妖夢ちゃんよりも一応先輩なんだけど」
「尊敬してます」
「そんな返し出来るようになったんだな」
「一ミリも感情がこもってない」
カセさんは笑っていました。
どういう返しはわかりませんが、尊敬はたまにしてます。
ほとんどしてませんが、たまに。
「カセさあん! おたくの妖夢ちゃんちょっと生意気なんじゃないのお!」
「いや、うちのじゃないし」
「カセさん、その否定は私的にはショックです
「幽々子様メシファミリーだろうがよう」
「そうですよ幽々子様めしまみりーです」
「ファミリー」
「ファミリー」
「意味わかるか?」
「いえ」
「じゃああんま言わんとええで」
「あい」
同士という意味だそうです。
確かにそうです。
カセさんと私はほぼ毎日同じ釜の飯を食べている同士です。
「……なんか、いや、ファミリーというよりは手のかかるよその子供というか」
「よその!」
「だって妖夢ちゃんは幽々子様の子でしょ」
「あい」
「そうなのかよ」
「こんなぽんこつ剣士うちの子じゃありませんわ」
「あ、幽々子様おかえりなさい!」
「いいのみんな座って食べててもう。ごはんの時に立つんじゃありません」
「おー幽々子様良くなってるじゃないっすかー。ちょっとパーマ当てたんです?」
「でしょ? やっぱりフミタさんはしっかり気づくわー」
幽々子様がいなくなった後、カセさんに聞きましたが
「朝と何がどう違っているかわからない」と言ってました。
私も同感です。
フミタさんの尊敬するところはこういうところです。
主人の機微に気づける従者。
これこそ従者です。