2024/10/08
幽香さんのところに行きました。
しかし誰もいませんでした。
お庭にもいなかったので外出しているようです。
普段は何も言わずに来ているので、仕方ありません。
「しかし暇になってしまいました」
おやつも持っているのでどこかへ行きたいです。
仕方がないので里のまわりをふらふらすることにしました。
「おやつが日持ちするやつで良かったです」
最近涼しくなってきましたが、日差しはまだ少しきついです。
おやつが傷んでは元も子もありません。
私はおやつを食べるために生きているのです。
半分しんでるけど。
「うーん、こういう時里に行ってもなあ」
なんか最近里に行きすぎな気がします。
別に悪いことではないですが、良いということでもないでしょう。
なんか、縁起悪いですし、私。
「なんかついちゃいました」
「あ、どうもー!」
「パウンドケーキ食べます?」
「食べるー! 霊夢さーん!」
ということで犬がいる神社に来ました。
本日のおやつ
・フルーツパウンドケーキ
・濃いお茶
「む、お酒入ってるわねこれ」
「はい、なんかダダンダーンみたいなのが」
「……?」
「いや、私もわかりませんて」
霊夢も犬もわかっていないようでした。
「ブランデー」と言いたかったのです。
「すみませんお茶いただいて」
「これにはお茶でしょ」
「これにはお茶ですね」
「ところでなんの用なの?」
「え、なんの用もないです」
「……こんな暇なところに用も無しにくるなんて相当暇なのね半霊は」
「……まあ、否定はできません」
「お賽銭でもいれてきなさいよ」
「えー」
「えーって何よ」
「別にご利益なさそうなんですもん」
「けらけら」
笑っていた犬はつねられていました。
私はなでてあげました。
犬はなでるものですから。
犬、飼いたいです。
また撫でにきましょう。
今度は用を作って。
暇人扱いされるので。