2024/11/01
「清掃グループお疲れ様会をやるわよ!」
「やったあ! 幽々子様素晴らしき提案です!」
「幽々子様、いいですよそんな」
「カセさん駄目です頑張ったんだから休まないとお仕事は作業と同じくらい休むのも大事だと誰か偉い人が言ってた気がします!」
「……いつになく妖夢ちゃんが強気だ」
「妖夢、私の代わりに言ってくれたわね」
昨日の倉庫の整理は本当に大変でした。
そして今年は急激に寒くなったためいろんな作業が急に始まりました。
こんなのお疲れ様会をやるしかありません。
「カセさん、作業はいつになったら落ち着くのかしら?」
「見通しでは、今日と明日頑張れば」
「妖夢を使いなさい」
「使います。では明日には終わります」
「え、でも幽々子様。次の週までにあそこのお庭のあれを終わらせろと言ってましたよね」
「お庭とお疲れ様会どっちが大切?」
「お疲れ様会です!」
お庭がないがしろにされてる感じがありますが、お疲れ様会にまさるものはありません。
今日も明日もお手伝いです!
「うーす妖夢ちゃん今日も来たんか」
「今日も来ちゃいました。私は何をすれば」
「今日はうちがほぼ通常業務やるからそれ手伝え」
「任されました! でも通常業務でいいんですか?」
「妖夢ちゃん使う分ツシノゾとかが衣替えできるねん」
「なるほど」
「ちなみにうちは今日サボると殺すってカセさんに言われました」
「幽霊なのに」
いつもの幽霊ギャグではないです。
カセさんは本当にやります。
「あとあっちやって終わりやな」
「ふへー清掃の方々っていつも大変ですね」
「まあいつもはもっと大人数でやってるから。んじゃ行く前にY子ちゃんとこ行くべ」
「おやつですね!」
「妖夢ちゃんおやつ係だって思ってるからな私ら」
いつの間にです。
ともかくおやつの時間です!
本日のおやつ
・焼き立てフィナンシェ
「うますぎる」
「伝えておきます」
「うまさが過ぎる」
「カセさん?」
「Y子さんに好きって言っといて」
「わ、わかりました」
「さっきうちに殺すって言ってた人間とは思えない」
愛の告白をY子さんに伝えたら「カセさん疲れてるわねえ」とぼやいていました。
このフィナンシェはカセさんの好物だそうです。
なんだか二人の関係が垣間見えます。
さてあと一日、頑張りましょう!
お疲れ様会はもうすぐです!