2025/01/22
「こんこん妖夢さん、入っていいですか」
わざわざノックをして声もかけてくれる。
こんな素敵な気遣いができるのが私の後輩です。
「どうしましたかノゾっちさん。どうぞほら入って下さい座布団をどうぞ」
「あ、どもっす。ええと、早速なんですが一緒に里に行きませんか?」
「里に」
「あのー、実はツシマとは定期的にプレゼント交換をしていまして」
「プレゼント交換! 素敵ですねえ」
「それで昨日もその日だったんですが、うちちょっと忘れて」
「ははあん、なるほど」
つまりセンスの塊である私にプレゼント兼お詫びをするために一緒に里でお買い物ということでした。
私に聞くなんて、流石はノゾっちさん。私の可愛い後輩です。
ということで今日はノゾっちさんと里デートです!
本日のおやつ
・塩大福
・よもぎもち
「またいいんすか? 奢ってもらっちゃって……今度はうちが出しますんで!」
「いいんです、私もカセさんやフミタさんに奢ってもらってますから」
「え」
「だから後輩が出来た時、ノゾっちさんも奢ってやってください」
「……妖夢さん、格好いいっすね」
私もそう思います。
にやにやは頑張って抑えました。
「喜んでもらえると良いですね」
「……多分また、あれかもしれないんですけど」
「はい?」
「多分妖夢さんと一緒に選んだって言うと、ツシマも行きたいってなると思うんです。だからその時は一緒に行ってもらっていいですか?」
「なんですかそんなもの、余裕ですよ任せて下さい」
「いや、マジで助かります妖夢さんに頼んで良かった」
「そういうの幽々子様とかカセさんの前でガンガン言ってくださいね」
とはちょっと恥ずかしくて言いませんでした。
髪を結ぶおしゃれな布、喜んでくれるといいです。
なんか横文字の名前が合ったんですが、忘れちゃいました。
布、おしゃれだし大丈夫でしょう。