2025/03/13
本日のおやつ
・桜餅
「すみませんでした」
「いやそんな謝らないでいいけど」
「けしてないがしろにしてたわけじゃなく」
「……」
「先生にもよろしくお伝え下さい」
「面白いからこのままにしとこ」
「桜餅ちょっとかじっていいですよ」
「それはもらうけど」
鈴仙に何度も頭を下げました。
お花見の招待券のばらまきを昨日完遂したと思ったら永遠亭だけ忘れていたのです。*1
「『鈴仙はいつでもどこでもいるし適当でいいや』と思ってすみません」
「なんか話が変わってきたわね」
「でも普通に申し訳ないです」
「別にいいのよ。ただ昨日師匠に『今年は無いのかしらねえ』って言われたけど」
「そんなことないです今年もあります来て下さいすみませんすみません」
「確かに面白いわね」
「でしょ?」
気づいたら今泉さんも座っていました。
私が謝るさまをまじまじ見てきます。
「私は結構早めにもらったけど」
「今泉さんには早めに渡しました」
「鈴仙ちゃんには後だったんだ」
「鈴仙なんていつでも良いと思いまして」
「なかよしねえ」
「どこがですか?」
「どこが?」
「だからそういうとこだって。ひーこわい」
今泉さんとはいえ言っていいことと悪いことがあります。
「今年もしっかりやるのでぜひ来て下さい」
「あいあい。師匠には適当に言っておくわよ」
「鈴仙……お礼にキャロットケーキ食べてあげます」
「礼とは?」
助かりました。
永遠亭に渡してないなんて幽々子様の面目丸つぶれです。
鈴仙の方からかけあってくれて助かりました。
今度から、もっとしっかりメモを取るとかします。
メモとか。
なんか良い方法は大人の人たちが知ってるはずなので、聞くことにします。
*1 2025/03/12