2025/04/02
本日のメニュー
・野菜もりもり焼きそば目玉焼きのせ
・にんじんサラダ
・朝の残りのチキンステーキ
お昼のことです。
「妖夢ちゃんその目玉焼きいつ潰すの」
「中盤です。序盤に潰すとすぐたまご味になってしまうので中盤に潰してたまご味を楽しんだあと終盤はステーキのソースと食べます」
「たまご味って何よ」
「妖夢は食事だけじゃなくいつもそんな計画的だったらいいのにねえ」
「二人してそんな言わなくても……」
「すっ」
「あ、カセさん!」
「あらカセさん。焼きそば食べる?」
「いい……」
「カセさんおかえり」
「幽々子様……ただいま戻りました」
三日前のお花見からカセさんが帰ってきました。
ずっと残ったお酒にうなされてるというのはフミタさんから聞いていました。
まさか三日続くとは思いませんでしたが。
「突如こんなにお暇をいただいてしまい……」
「今回はとうとう終わりだと思ったわよ。あ、皮肉じゃなくてね?」
「カセさん焼きそばは?」
「いい……」
「お水飲みますか」
「ありがとう妖夢ちゃん」
「焼きそば」
「いい」
お水を汲んでカセさんの前に置きます。
カセさんは一気にあおって大きく息を吐きました。
「もうお酒は」
「でもカセさん、鬼と閻魔の席に居たんでしょ?」
カセさんが何か言う前に幽々子様が遮りました。
「そうですけど……」
「ならそう悲観しないで。立派よ」
「そうです、鬼と閻魔様の席でお酒飲んだら私なんて一週間は引きます」
「誰かはやらないといけないことなんですから」
「二人共……」
「カセさん焼きそば」
「いらない」
今回はお花見ですし、お酒の失敗じゃありません。
主催として役割を果たしたので幽々子様も優しかったです。
……にしても、もう少し鬼と閻魔様は落ち着いてほしいです。
うちの大事なカセさんを……