2025/04/17
今日も清掃のお手伝いでした。
三日連続となると慣れてくるものです。
「妖夢ちゃんもう清掃になっちゃえよ」
「だめですよフミタさん。私は庭師です。あと幽々子様が気が向いたらしっかり剣の道をですね」
「うちが知ってる限りそんなの見たこと無いんだが」
「……」
そういえば、最近幽々子様に剣術指南をした記憶が無いです。
これはもしや。
「私が不要なのか、それとも剣が不要なのか……」
「いや、その役が不要なんだろ」
「うーすやるぞ」
カセさんがおつまみを調達して帰ってきました。
今日とてはずれ会です。
本日のはずれ会
・なんか良さそうなお酒
・枝豆
・セロリマヨネーズ
・ビーフジャーキー
「これまた珍しいおつまみですね」
「ほとんど貰い物。セロリは新鮮そうだからそのまま」
「カセさん、妖夢ちゃんがアイデンティティが喪失しそうだって嘆いてんだよ」
「妖夢ちゃん、アイデンティティが喪失するのか」
「アイデンティティって生き様って意味でしたっけ。なら合ってます」
「合ってるのか……」
今日のお酒はなんか辛いんだか甘いんだかわからなくて美味しかったです。
セロリと合いました。というかマヨネーズ美味しかったです。
「そもそもなんで幽々子様に剣術指南するの?」
「そもそもな」
「えーとそれは、……お祖父様に言われたからで」
「んじゃもう必要ねえだろ。じいさまおらんのやし」
「うむ」
「……かもしれないですね。でも私の真面目な性格ゆえに肩書は変えられません」
「かてえなあ」
「そういうとこ妖忌様と似てるよね」
「おいカセさん」
「あっ」
「いまなんか言いましたカセさん」
「なんでもないです」
「おいカセさんに頭下げさせるな確かに今のはカセさんが悪かったが」
「謝ってもらえたので良いです。ごめんなさいカセさん一瞬でも殺気出して」
「やっぱり殺気だったか……」
「妖夢ちゃんの地雷怖すぎでしょ」
まあ、あんなの(お祖父様)の教えをしっかり守ってる私も立派です。
今度時間がある時に幽々子様に剣を握る気があるか聞いてみましょう。
多分無いと思いますけど。