2025/04/18
部屋で本を読んでいたらなんだかバタバタしていました。
小さく「妖夢ちゃん」とも聞こえた気がするのでおだいどこに行きました。
「Y子さんどうしたんです?」
「あー助かった。客間行って客間。お客さん来るなら言ってよ」
「え? そんな予定なかったと思うのですが」
ということなので客間に急ぐと。
「あ、幽香さん。いらっしゃいませ」
「……あの、おかまいなく」
「あれ……私何か約束していませんよね? 幽々子様ですか?」
「まあ、アポ無しは流石にと思ったけど。これ」
「わあ! いただきます」
タルトを貰いました。
と同時にY子さんがやってきました。
「熱くて質の良いお茶です」
「おかまいなく。……突然来てごめんなさいね」
「いいえいいえ、Y子さん、タルト貰いました」
「あらこんな立派な……ちょっとまってくださいね。うちにもいいのがあるので」
「良いのよ。これはご挨拶だから。かまわないで」
「……んじゃお茶のおかわりだけはいっぱいあるんで言ってくださいねー」
幽香さんがぴっしり言うと、Y子さんは引っ込んでしまいました。
多分何かを感じ取ったんだと思います。
「あの子、太いわね」
「Y子さんはそんなに太くないですよ? むしろちっちゃい方です」
「……突然ですまないわね」
「どうしたんですかいつもはぐいぐい来て私を馬車馬のように働かせる幽香さんがそんなすみません冗談ですごめんなさい」
「こちらからお願いしている立場ですので。主人に一言言ったら帰るわ。例の受付のこと」
「あ、その件ですか!」
幽香さんがお花の写真の展示会をやるということで、受付を任されました。
どうやらそれのご挨拶だそうです。
「曲がりなりにも白玉楼のお屋敷の一人をお借りするわけだから一言挨拶にと」
「そんなそんな私なんていっぱい使ってください。幽々子様もそういうと思います」
「幽々子様もそう言うわ」
幽々子様がやってきました。
おやつを持って。
本日のおやつ
・Y子さんまんじゅう(あつあつ)
「かまうなって言ったのに……」
「うちの従者がお客に何もせずのんびりするとお思いで?」
「随分しっかりとした……図太い従者様のようで」
「私怖いのでどこか行っていいですか?」
「これ妖夢、当事者なんだから居なさい」
とは言うもののほとんど雑談で終わりました。
ということで私は主人公認で一日外でお仕事をすることとなりました。
こういうの、なかなか無いので楽しみです。
しっかりと働いてきましょう!
*1 2025/04/14