2025/05/10
本日のはずれ会
・梅酒のソーダ割り
・鶏肉とじゃがいもを照り照りに煮たやつ
・枝豆
・みそきゅうり
「ええ……なんですこれ」
「作った。カセさんが」
「作った。私が」
「とんでもなく美味しいんですけど」
「やっぱりそうだよな」
いつもは大皿にどこんと盛られたそれをつつく感じでしたが、なぜか今日の煮物は小皿に取り分けられていました。
「さっきのエピソード話してみカセさん」
「作ってたらY子さんが迷い込んできて、わいろとしてあげたら『それちょっと残して明日の朝、幽々子様に出してみましょうよ』って提案された」
「それほどのものだと思います」
「うちもさっき食ってビビった」
「私のことだから渾身の出来をたまに出しちゃうんだよなあ……」
カセさんが遠い目でお酒をがぶがぶ呑んでいます。
もうその事実だけで飲めちゃうそうです。
「だから小皿に」
「なんかつつくと辞められそうにないやろこれ」
「わかります」
「一応幽々子様の分は取ってあるけど」
「いや、これはゆっくり食べよう。わかるな妖夢ちゃん」
「わかります。これはゆっくり」
「悪い気分じゃない」
煮物はゆっくりと味わって食べました。
明日の朝幽々子様がどういう顔で食べるか楽しみです。
それほどのものでした。
私は幸せです。
お酒も進みました。
もう寝ます。
おやすみ。