2025/08/20
明後日は山の夏祭りです。
いつも通り鈴仙らと行くので、お土産の品を幽々子様に伺ってみました。
「幽々子様、少しお話が」
「妖夢ちゃん、幽々子様はいまロールケーキよ」
「そうよ今私はロールケーキ」
「ロールケーキ様、明後日のお土産は何が良いですか?」
「主人をロールケーキ扱いとはいい度胸ね」
「どうすればいいんですか」
おやつを堪能幽々子様は一筋縄ではいきません。
今日はナコさん特製ロールケーキです。
本日のおやつ
・ナコさん特製ロールケーキ
「ベビーカステラでいいですか」
「でいいですかと聞かれたらいやですねと答えるわねえ」
「……なんか面倒くさいです今日の幽々子様」
「あら聞いたY子さん今の」
「反抗期ですかね」
「そんな時期かー」
「Y子さんも面倒くさいに加わらないでください」
「……」
「カセさん」
「……ケーキうま」
「あ、ずるい」
様子を見ていたカセさんはケーキに集中し始めました。
ずるいです。
面倒くさいを分かち合いたかったのに。
「ベビーカステラにします。いいですね」
「良いか悪いかと聞かれたら良いけど毎回面白みが無いわねえ」
「ベビーカステラ渡しときゃ喜ぶ女だと思われてますよ幽々子様」
「あら悪い女」
「ここらで上下関係をわからせておかないと調子に乗りますよ」
「そうよねえ。じゃあ妖夢この触るとお亡くなりになるちょうちょのお世話でも頼もうかしら」
「わかりましたこれ面倒くさくしてるのY子さんですね」
主人より悪ノリがひどいです。
ちょうちょを避けるのに必死だったので、結局お土産について話せていません。
ベビーカステラにします。
面倒なので。
そうします。