2026/01/24
朝ごはんを食べ終わった後のことです。
食後のお茶を楽しんでいる時にY子さんが口を開きました。
「さて。妖夢ちゃんひま?」
「ひまといえばひまです。やることが無いので」
「大いにひまで。じゃ、手伝って」
「任されました。何をするんです」
「ケーキ作る」
「ケーキ作る?!」
ケーキ作るんです。
Y子さんは特に何もない時でもケーキを作るんです。
カセさんはお仕事にすでに向かっていましたが、お茶を飲んでいた幽々子様はぴくっとしてしまうくらい唐突です。
「これ妖夢」
「私はここにずっといます」
「しっかり手伝ってきなさい」
「言われなくともしっかりと」
「あんまり期待しないでくださいね幽々子様。クリームのじゃないので」
「Y子さん、幽々子様はクリームのじゃないのでも大いにケーキは好物よ」
ということで今日は主人も大好きクリームのじゃないケーキを作りました!
本日のおやつ
・りんごのパウンドケーキ
「あらりんごがこんなにこんにちはして」
「幽々子様、私はりんごを斬りました」
「うむ」
「あと生地も混ぜました。生地は斬るようにです」
「そう斬るように」
「なにかの暗号?」
斬るように混ぜるのです。
ケーキはそれが大事だということでよく斬ってよく混ぜました。
「これはもう……洋菓子屋さんだ」
「カセさんって最上級の表現がお店よね」
「お店はだってプロだもの。Y子さんはプロ」
「まあねえ……」
「カセさん、私は斬るように」
「はい、頑張ったね」
びっくりするくらい心が籠もって無くて幽々子様が吹きそうになってました。
カセさんたまにひどいです。
でも良いです。
とても美味しかったので。
Y子さんはプロです。
ケーキのプロです。

