2020/10/18
「こんにちは。鈴仙いますか」
「おーう。庭にいるかな。あっちから入っていいよ」
永遠亭に行ったらてゐさんに出会いました。
なんだかハッピーな気がします。
「鈴仙、私が来ましたよ」
「なんて図々しい台詞なのよ」
「流石に投げつけるのは失礼なので」*1
私はこぼさないように持ってきたお鍋を差し出しました。
「なにこれ」
「おすそわけです」
ということで一緒に食べることにしました。
本日のおやつ
・人参のグラッセ
「こ、こんなに大量に……」
「鈴仙好きでしょう」
「好きだけど、なんでこんなに」
「簡単なんですよ。私もうちのシェフに教わったばかりなんですが、砂糖とバターを溶かした水で煮るだけです」
「Y子さんのことでしょ? なんでシェフっていちいち格好つけた言い方するのよ」
「格好いいからです」
そんなの格好いいからです。
鈴仙は阿呆です。
「あ、美味しい」
「私が作ったんで当たり前です」
「その自信……」
「機嫌なおりました?」
「なんのこと?」
「いえ、別にいいです」
忘れてたならそれでいいです。*2
ともかく友情は人参で繋ぎ止めることが出来るのがわかりました。
友人が単純適当で良かったです。
*1 2020/10/17
*2 2020/10/16