2021/07/14
本日の秘密のお酒
・焼酎のソーダ割り
・枝豆
・マヨネーズトマト
・たたききゅうり
・切り干し大根
「あっそういうことですか!」
「え、なんかおもろいことあった?」
「いやあの日記で思い出したと言うか」
昨日のかき氷です。*1
今日は秘密の飲み会が私の部屋だったので、日記を書いてからお酒を飲もうと日記を見返してたら気づきました。
氷精は去年の抹茶の事を覚えていたのです。*2
「いや昨日氷精の屋台のかき氷食べたんですよ。そしたら去年要望した味が増えてたんです。というか今泉さんが覚えてないじゃないですか……」
「ほーん」
フミタさんは興味なさそうにうなずいていました。
「それよりその日記見せてよ」
「やです」
「なんで」
「恥ずかしいからです」
「無理やり見ちゃおうかな」
「プライベートの侵害ですよ! 怒りますよ!」
「もう怒ってるやんけ。あとプライバシーな」
あまりにしつこいですフミタさん。
「フミタ、あんまりしつこいのもどうかと思う」
「だってよカセっち見てえじゃんあんなに秘密なやつえっちだぜ多分えっちだぜ」
えっちでは無いです。
「妖夢ちゃん、それは見せたくないものなんでしょ」
「ええ、まあ……」
「それだったら私達は見ない」
「あ、良かったです」
「でも一日だけでもダメ?」
「え、だ、だめです」
「妖夢ちゃんの事知りたいから私もフミタも。そういえばそれって何年分もあるんでしょ。すごいよ妖夢ちゃん」
「そ、そうですか。でへへ」
「そのいっぱいあるうちの一日だけ。全部じゃなくて一日だけだから、ダメ?」
「……一日なら、まあ」
「フミタ、これが北風と太陽」
「すげえ」
なんか見せる流れになりました。
カセさん上手すぎて怖いんですけど。
「ええとじゃあさっきのかき氷のページなら」
「ほんほん」
「ふんふん」
「隣のページは見ないでくださいね!」
「あ、こっちの日私キレてるじゃん」
「本当だ」
「だから見ないでくださいよ!」
「妖夢ちゃん」
「なんですかカセさん」
「見たんじゃない。目に入っちゃったの。仕方ないでしょ」
「……はい」
なんか今日のカセさん強かったです。
「いやあいい肴になったな」
「うむ」
なんか満足していました。
もう見せません。
絶対です。
「妖夢ちゃんって文才あるよね」
「そ、そうですか?」
カセさんに言われてちょっとうれしくなりましたが見せません。
……多分。
*1 2021/07/13
*2 2020/09/09