2021/12/20
本日のメニュー
・目玉焼き丼
・玉ねぎのおみそ汁
・梅干し
・白菜の浅漬
「あ、しまった」
「どしたの妖夢。とうとう開幕一口目からつけてたおでこのごはん粒に気づいたの」
「え、なぜこんな所に」
「知らないわよ」
逆に私は器用なのかもしれません。
おでこにごはん粒つける人はなかなか居ません。
朝からすごいです私。
「幽々子様、女子会があると言ったじゃないですか」*1
「うん」
「そこでプレゼント交換もするんですが、なんとなんにも考えていません」
「あら」
「しかも女子会明後日です。助けてください」
「……この計画性のなさは誰に似たのかしら」
「お祖父様に決まってるじゃないですか! あの人幽々子様ほっぽりだして急に居なくなるし!」
「あ、それ地雷ですよ幽々子様」
「ごめーんすぐ静かにさせるから」
なんかY子さんに地雷扱いされました。
とりあえずおかわりしました。
目玉焼き丼はおかずが多すぎてごはんが足りなくなります。*2*3
「ちなみに去年はブリザード」
「プリザーブド」
「それです、プリザーブドフラワーでした」*4
確か従者飲み会の後になんとか早起きして幽香さんから受け取りました。
遅刻したらころされるやつです。
「そうねえ……」
「センス良いやつがいいです」
「贅沢を言うわねこの子は」
「幽々子様に似たもので」
ほっぺをつねられました。
「じゃ、明日までに考えておくわ」
「有難うございます。みんなに私のセンスを見せつけたいので」
「妖夢のセンスじゃないじゃない」
主人のものは私のものです。
私のものは主人のものなんですから。
私も私なりに考えておきましょう。
センスは主人に似るはずです。
けして身内からではなく。きっと。
*1 2021/12/17
*2 2020/06/12
*3 2021/07/02
*4 2020/12/24